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プレオルソとは?
プレオルソとは、小さなお子さんでもお使いいただける「マウスピース型の矯正装置」のことです。4歳から9歳くらいまでの方が対象で、主に歯並びや舌位の改善のために使用します。柔らかい素材でできているため装着時の痛みや違和感が少なく、自由に取り外せるので日常生活への影響も少なく済みます。
一般的な矯正治療で用いるマウスピースとは違い、歯を直接動かすのではなく、口周りの筋肉の動きを整えることで、間接的に歯並びを矯正するのがプレオルソの特徴です。そのため、噛み合わせ以外にもさまざまな症状の改善に効果が期待できます。
プレオルソで改善が見込める症状
- 歯並び
- 噛み合わせ
- 飲み込み方・発音の仕方
- ポカン口(いつも口が開いた状態)
- 舌位(舌の位置が低い、うまく動かせない)
- そのほかの習癖(口呼吸、指しゃぶりなど)
プレオルソのメリット・デメリット
メリット
装着時の痛み・違和感が少ない
プレオルソは柔らかいシリコンでできていますので、装着時の痛みや違和感が抑えられています。歯茎や内頬を傷つけてしまうこともありません。
歯型の採取やマウスピースの調整が不要
プレオルソでは既製品を用いるため、通常のマウスピースとは異なり歯型を採取する必要がありません。印象材を使った歯型取りを嫌がるお子さんも多いので、そうした負担を省けます。
ご自身で取り外し可能
プレオルソはお子さんでも自由に取り外しが可能です。食事や歯磨きはいつも通り行えますので、日常生活への影響が少なく、歯を綺麗に保つことにも繋がります。
装着はご自宅のみでOK
プレオルソは装着時に目立つのが難点ですが、毎日日中数時間と就寝時の着用をきちんと守れば、それ以外の時間は外すことができます。ご自宅にいる間だけの着用で済みますので、学校生活への影響はありません。
舌のトレーニングが可能
歯並びには舌の癖が大きな影響を与えますので、早いうちに正しい舌の使い方を覚えてもらうことが大切です。プレオルソは舌のトレーニングにもなりますので、舌癖による将来の歯並びの悪化を防ぐことにも繋がります。
デメリット
細かな歯並び調整は難しい
プレオルソは歯を直接動かすわけではないため、細かい歯並びの調整には不向きです。あくまで歯科矯正の前段階として口周りの筋肉を整えるのが目的ですので、細かな歯並びの調整はしっかりと歯科矯正を行う必要があります。
装着時間を守る必要がある
装置の取り外しが可能であることは、メリットであると同時にデメリットでもあります。毎日きちんと着用する必要があるので、付け忘れが頻繁にあると、正しい矯正の効果がなくなってしまいます。
装置のお手入れが必要
プレオルソは毎日お子さんのお口に入れるものですので、清潔な状態を保つ必要があります。お子さんの歯に加えて装置のお手入れも必要となります。
基本的には、取り外した際に水で洗うようにしてください。可能であれば毎日中性洗剤で洗い、週に一度は矯正用洗浄剤を使って漬け置きするとよいでしょう。
治療期間
1年~1年半程度が目安となります。お子さんによって矯正の難易度は大きく変わりますので、詳しくは医師へお尋ねください。
お子さんの矯正治療について
お子さんの矯正治療についてのご相談は年々増えています。それだけ歯への関心が高まっているのだと、歯科医院としては嬉しく思っています。
しかし、歯科矯正は早めに治療を始めればよいというものではありません。もちろん、早めに意識することは大切ですが、お子さんごとに“矯正にベストなタイミング”は異なります。小さなころのほうが歯を動かしやすいのは事実ですが、場合によっては少し成長を待ってから矯正を始めた方が効果を得やすいケースもあります。
プレオルソのように本格的な歯科矯正以外でも歯並びを整えることはできます。歯科矯正について考える時は、まず歯科医院に「矯正治療の必要性」と「治療を始めるタイミング」について相談するとよいでしょう。
費用
※すべて税込表示です
種類 | 費用 |
---|---|
プレオルソ(1年間) | 総額 33,000円 |